WRCプロモーターが、公式サイトWRC.comで展開している「最も偉大なWRCドライバー決定戦」は、決勝トーナメント1回戦、最後の投票が4月17日(金)中央ヨーロッパ時間10時(日本時間18時)から始まっている。今回、注目の対決は、2019年のドライバーズチャンピオン、オィット・タナックと、その時のチーム代表であるトミ・マキネンという組み合わせだ。投票は4月18日(土)日本時間18時に締め切られ、この後、同日に1回戦の全組み合わせの結果も発表される。
トミ・マキネン
WRCで台頭するまでには時間がかかったマキネンだが、トップレベルに達してからは他を寄せつけない強さを誇った。1996〜1999年に三菱でシリーズ4連覇を達成、通算24勝のうち18勝はこの時期に三菱ランサーエボリューションで収めたものだ。母国のフィンランド戦も5回にわたって勝利を飾った後、2003年に現役から退いた。
オィット・タナック
ワークスシートを2度も失った経験を持つタナックだが、そのたびにカムバック。2019年、トヨタ・ヤリスWRCでついにドライバーズタイトルを獲得した。持ち前の強い意志と集中力で、その魅力は語るよりもドライビングを見る方が明らか。2015年のメキシコで池に落ち、車内から脱出する様子を収めた映像は「Ti-Tänak」としてWRCの名場面の常連となっている。
マキネン vs タナックの投票はこちらから。
https://www.wrc.com/en/news/season-2020/wrc/round-of-16-makinen-v-tanak-vote-now/