新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行により、5月8-10日の開催が延期となったニュージーランドのインターナショナル・ラリーオブワンガレイ。APRCファイナルへの参戦権獲得対象イベントになっていたことから、日本をはじめ国外からも多くの参戦が予定されていた。
代替の会期についてはまだ検討中としているが、イベントの主催委員会チェアマンを務めるウィラード・マーティンは、これまで進めてきた準備とカウンシルからのサポートがあることから、実際の開催までにかかる時間はそれほど長くは必要としないと語る。
「見通しが立たない状況ではあるが、政府がニュージーランドでのスポーツイベント再開を認めた際には、どれだけの時間で開催までこぎつけられるかは把握している。レギュレーションは既に発行されているが、新しい日程で再発行する必要がある。さらに、道路閉鎖のための申請も変更しなくてはならない。これらの作業に必要な時間は、6週間だ」
しかし、国際的な側面や国外からの参戦者、観戦者がどれくらいあるかは、別問題としている。
「2020シーズン残りの日程をどのように運営できるかというFIAとの話し合いの中では、いくつかの選択肢が挙がっている。ニュージーランドとワンガレイに関しては、下準備が終わっておりサポートも整っていることから、好要素だと捉えてくれている。今後のことは解決までにまだ時間がかかるかもしれないが、我々は今でも前向きに、現実的に考えている」
「今後、事態の変化次第では、すぐに現在のパンデミックから脱することができる場合もある。FIAとは1ヶ月のうちに再開することも話しており、状況が明らかになれば、地元の経済を大いに支援するための適切な開催日を検討することができる」