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FIA、柔軟に規定を変更する条項を国際スポーティングコードに追加

©FIA

FIAは4月23日、世界中を取り巻く異常事態のなか、規定を柔軟に変更し運用することを認める条項を追加、ワールドモータースポーツカウンシルが承認したことを明らかにした。

空前の新型コロナウイルス(COVID-19)の世界流行問題を鑑みて、FIAは各モータースポーツへの影響をできる限り抑え、今後の展開を守るため、規定を変更することで柔軟に対応しようとしている。この一環として、すでに発表されていた一部のスポーティング及びテクニカル規定に加えて、国際スポーティングコードにセーフガード(保護のための緊急的な措置)条項を追加したかたちだ。

このセーフガード条項では、これまで各FIA選手権、カップなどの規定を修正するためには、全競技者から満場一致の同意を必要としていた点を見直し、例外的な状況においては、FIAがより短期間の通知で当該FIA選手権、カップなどに相当レベルで参戦するエントラントの過半数の合意を得て規定を修正することが可能となった。これにより状況に合わせ臨機応変な対応を可能になるものとみられる。

最新の条項は下記のとおり:
18.2.4 当該選手権、カップ、トロフィー、チャレンジまたはシリーズに参戦に相当とされる全競技者が一致して合意が得られれば、上記よりも短い通知期間が適用される。ただし、例外的な状況においては、FIAが当該選手権、カップ、トロフィー、チャレンジまたはシリーズの保護のために不可欠であると考える変更については、参戦に相当とされる競技者の過半数の同意で要件を満たすものとする。



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