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WRCのテスト禁止措置が解除、規定変更も検討しつつ各チーム再始動へ

©TOYOTA

これまでとられてきたWRCのテスト禁止措置が解除されることとなり、各マニュファクチャラーは今月中にもテストを再開するものと見られている。

4月の初め、ワールドモータースポーツカウンシルは新型コロナウイルス(COVID-19)の世界流行により各国でロックダウンが行われている状況を受け、テストの禁止を発表。フィンランドではマシンを走行させることは認められていたが、ドイツと英国では政府がより厳しい措置を採っており、各チーム間に差が出てしまうためだ。

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当時、FIAは禁止期間について「テストの禁止は2020年5月31日まで、あるいは全登録マニュファクチャラーがそれぞれの地元で均等に機会が得られることを、FIAのラリー部会が確認できるようになるまで」としていたが、先週、WRC関係者間で、今月から走行が再開できる可能性があるとして合意に至った。

加えて、テストに関する規定について、日数をこれまでの合計42日間から、WRC各ラウンド前に3日間ずつ配分する計算に縮小することが話し合われている。ただし、ヨーロッパ圏外のラリーについては、開催地ではなくヨーロッパ圏内でテストを行わなくてはならない。また、各プレイベントテストのほか、チームはそれぞれの固定のテストエリアでマシンを走行させることが認められるようになり、ここでのテスト時間は制限されない。

なお、2022年から導入される新たなハイブリッドマシンの開発テストも含め、来シーズンのテスト規定の詳細については、近日中に発表されると見られている。



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