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WRCプロモーターとERCリエパヤの主催者、WRC併催の可能性を公式に表明

©ERC / Alexandre Guillaumot / DPPI

ERCラリーリエパヤの主催者であるRAイベンツとWRCプロモーターが、2020年のWRCカレンダーに加える可能性について話し合いを持っていることを公式に表明した。

2020年のWRCは、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けて5戦がキャンセル、2戦が延期となっている。先週、WRCプロモーターのマネージングディレクターを務めるオリバー・シースラは、今季は異例の対応をとり、国際格式イベントをカレンダーに追加する可能性を示唆したという。その中のひとつに、ラリーリエパヤが含まれていることを明らかにしたかたちだ。ラリーリエパヤは2013年からERCとして開催されている。

「RAイベンツとWRCプロモーターは今週月曜日に初めて会合を持ち、運営に関して様々な側面や条件面など、ラリーリエパヤをWRCとしても開催するために必要な多くの項目について話し合った」とRAイベンツのディレクター、ライモンズ・ストロクスはコメント。

「会期まで2カ月を切っているため、非常にチャレンジングな案件だ。我々は、パートナーやラトビア政府、ラリー開催地であるリエパヤとタルシの関係者に集まってもらい会合を持ち、運営面、財政面、その他の案件について検討する。WRCとERCを併催するための解決策を見いだすためには、一丸となってすみやかに取り組まなくてはならない」

WRCとラトビア側との間では合意に達するものと見られており、その後はERCプロモーターであるユーロスポーツ・イベンツとともに、ERCやドライバー、チーム、ラリーリエパヤに参戦経験のある関係各者とともに、どのように両シリーズを併催していくかの話し合いが行われるという。ちなみにユーロスポーツ・イベンツは、ラリーリエパヤの出資パートナーでもある。

ERCラリーリエパヤは、ラトビア西部のタルシ地方を舞台とする高速グラベルラリーで、2019年はオリバー・ソルベルグが史上最年少でERC優勝を飾り、新井大輝は総合8位で完走を果たしている。2020年は当初5月29−31日に開催を予定していたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け延期。7月10‐12日に開催を変更することで調整が進められたが、その後さらに変更され、現状は8月14‐16日の開催予定でFIAの承認待ちとなっている状態だ。



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