フォルクスワーゲン・モータースポーツのクリス・ニッセンは、WRCフィンランドでヨーナス・リンドロースもアンドレアス・ミケルセンもフィニッシュはままならなかったにもかかわらず、フィンランドでの成功を宣言した。
フィンランド人のリンドロースは金曜日のSS8でクラッシュ、ノルウェー人のミケルセンは土曜日のSS17で大きな岩によるラジエターのダメージによりストップした。
今回の参戦は、ふたりを2013年からのフォルクスワーゲン本格参戦時にファクトリーに含めるかどうかの評価だけでなく、WRCでの経験をメカニックなどにさせるためにもイベントを利用していたという。
「チームのスタートとしては成功だった」とニッセン。「サービス部隊は最初のイベントで優れた仕事をこなした。チーム全員に感謝の気持ちを伝えたい。ドライバーのペアもいい仕事をしてくれたよ。特にアンドレアスとコ・ドライバーのオーラ・フローネは印象的で、光るものを見せてくれた。我々はWRC最初の週末で貴重な経験をし、多くのことを学んだよ。8月のWRCドイツを楽しみにしている」
リンドロースとミケルセンはフォルクスワーゲングループのシュコダ・ファビアS2000をドライブ。リンドロースは6〜8のステージしかステージを経験できなかったが、ミケルセンはトラブルに遭遇した時、総合15位につけていた。
「素早くフィニッシュチームの目標を達成するために努力したよ」と22歳のミケルセン。「ラリー全体をとおしてフォルクスワーゲン・モータースポーツとの週末を楽しんだ。チームの雰囲気は素晴らしく、彼らと私にとっての最後のラリーにならないことを祈りたい」
フォルクスワーゲン・モータースポーツのWRC参戦第2弾はWRCドイツ。ドイツ人のクリスチャン・リーデマンとオランダ人のハンス・ウェイスJr.がシュコダ・ファビアS2000を引き継ぐ。地元のラリー、そしてターマックラウンドでの評価に注目が集まる。