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FIAがRMサザビーで開催したオンラインオークションの #RaceAgainstCOVID は6月22日に95件の入札が終わり、売上げ総額が84万5472ポンド（約1億1200万円）に達した。この売上げにFIA財団からの寄付金を合わせた100万ポンド（約1億3300万円）が、国際赤十字・赤新月社連盟（IFRC）を通して新型コロナウイルス（COVID-19）の世界流行に対応する活動を支えるための資金として寄付される。
落札の中での最高金額は、マクラーレンが提供したマクラーレンMP4-24展示車両の6万6000ポンド（約880万円）で、入札前の予想金額の2倍にも達したという。このマシンは、2009年のF1選手権に参戦したMP4-24のプロモーション活動のために製作された展示専用車両。この年は、ルイス・ハミルトンとヘイキ・コバライネンがドライバーを務め、コンストラクターズ選手権で3位に入っている。
売上げ金額のトップ10は以下のとおり。
マクラーレン MP4-24展示車両（2009年）
→6万6000ポンド
オールージュby Paul Oz（2019年）
→4万8000ポンド
デイモン・ヒルのレーシングスーツ＋ヘルメット（1995年）
→3万9600ポンド
レースオブチャンピオン車両（M.シューマッハーとS.ベッテルがドライブ、2012年）
→3万3000ポンド
ルイス・ハミルトンのメルセデスAMGサイン入りレーシングスーツ＋グローブ＋ブーツ
→3万1200ポンド
シャルル・ルクレールのフェラーリレーシングスーツ（2019年）
→3万ポンド
ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ開発モデル、201
→3万ポンド
マックス・フェルスタッペンのサイン入りレーシングスーツ＋ブーツ＋リヤウイングエンドプレート
→2万7600ポンド
オイスター・パーペチュアル・コスモグラフ・デイトナ
→2万7600ポンド
ダークスターby フランク・ステラ（2020年）
→2万7000ポンド
また、ラリー関係者からの出品では、セバスチャン・ローブのレーシングスーツ（2013年）が、1万2600ポンド（約168万円）で落札された。
#RaceAgainstCOVID
その他のラリー関係の出品と落札は以下の通り。
セバスチャン・オジエのサイン入りレーシングスーツ（2020年）
→8400ポンド
ヒュンダイi20クーペWRCリヤウイング（2019年）
→4800ポンド
フォルクスワーゲンI.D.R モデル＋ジュリアン・イングラシアのレーシングスーツ＋セバスチャン・オジエのヘルメット
→9300ポンド
トヨタ・ガズーレーシング メモリアルアイテムセット
→8100ポンド
ミキ・ビアジオンのレプリカレーシングスーツ（1988年）
→4560ポンド
プジョー208WRXフロントバンパー（2018年）
→1800ポンド
シトロエンC3 WRCテストカー・リヤウイング（2019年）
→6000ポンド
WRC同乗体験2020／2021年
→7200ポンド
#RaceAgainstCOVID
今回の入札参加には43カ国から400人が登録し、うち69%が初めての参加者だったという。
FIA総裁のジャン・トッドは「FIAとRMサザビーズが開催した今回の#RaceAgainstCovidオンラインチャリティオークションでは、売り上げが200万ユーロ近くに達し、国際赤十字・赤新月社連盟（IFRC）を通してCOVID-19の世界流行に対応する活動を支えるための資金として寄付されることになった。素晴らしい成果だと思う」とコメント。
「アイテムを提供していただいたり入札に参加していただいたすべてのみなさん、特に快く寄付をしてくださったFIA財団に感謝します。このオークションに加え、COVID-19の問題に対応するために、モータースポーツの再開に向けて予防対策を支援するためのFIAとIFRCとの団結や、FIAの加盟クラブや赤十字、各国赤十字組織との間の協力関係がより結びつきを強めたことを感じました。この難しい時期、健康とモビリティとスポーツは、ともに歩んでいかなくてはなりません。我々は、COVID-19のパンデミックに打ち勝つために一丸となって戦っていきます。そして、FIAスポーツとモビリティクラブのネットワークは、継続的に努力を続けていくなかで重要な役目を担っていきます」
すべての落札結果はこちら
https://rmsothebys.com/media/173885/rm-sothebys-online-only-raceagainstcovid-official-results-pounds-lot-order.pdf
