WRCプロモーターのシースラ「これでWRCは再開に向けて動き出す」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCプロモーターのシースラ「これでWRCは再開に向けて動き出す」

©wrc.com

7月2日、Facebookの公式ページ上のオンライン発表会でアナウンスされた2020年WRCカレンダーについて、WRCプロモーターのオリバー・シースラは「今日、シーズン再開を発表したことで、2020年のWRCが活動を始めたという明確なサインになる」と語り、9月にシーズンが再開することを示したことで、イベント主催者やコンペティターが本格的に準備に入れるようになると強調した。

「WRCプロモーターは、FIA、コンペティター、チーム、開催の可能性があるラリー主催者と、この異常とも言える状況のなかでカレンダーの再編成に向けて絶え間ない作業を続けてきた。今日、このニュースを発信することで、WRCを適切なタイミングで再開することができるようになり、世界選手権としてのステータスを満たすシーズンにすることができる」

「エストニアとイタリアでは、ファンのみなさんからWRCへの熱い情熱を見せていただいた。9月に選手権が再開することで、これらの国での期待や、スポーツ全般を通しての再開への活動は、一気に高まっていくだろう」

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FIAラリーディレクターのイブ・マトンは「数カ月の話し合いの末に、2020年WRCの再開を発表できることをうれしく思う。この時のために、前代未聞の状況のなか、すべての関係者が素晴らしい対応力で取り組んできた」と語った。

「この再編成カレンダーに関しては、今年は最低でも8戦が確保できるという自信がある。これも、主催者陣の素晴らしいコミットのおかげだ。

シーズンは9月、新たにカレンダーに加わるイベントのひとつ、ラリーエストニアから再開する。エストニア・オートスポーツ連盟と主催者チームは、すでにしっかりとした基盤を築いていたこのイベントを世界選手権基準に引き上げるために、全力を尽くしてきたことを私はよく知っている。

また、ラリーイタリア・サルディニアの日程を調整するために、ACIと主催者陣は大変な仕事をやりきってくれた。10月末という実現可能な結論を見いだしてくれて、本当にうれしく思う。これで、カレンダーの各イベントの準備がフル稼働することになるが、一方で、現在の新型コロナウイルス(COVID-19)の状況に鑑みて、大人数が集まるイベントに関してのガイドラインに準じた計画を立てることに最大限に注意を払っていく」

一方でマトンは、カレンダーから外れたアルゼンチンが正式に開催キャンセルとなったことに対し落胆も見せた。

「ラリーアルゼンチンに関して、ロジスティック面で現実的な日程を見いだすことができず、本当に残念に思う。アルゼンチン・オートモビルクラブやイベントの主催者スタッフひとりひとりが懸命な努力を続けてくれた」とマトンは締めくくった。

今回発表されたイベントは全戦、WRC2、WRC3も併催となる。一方で、ジュニアWRCの日程は、個別に発表するとしている。

2020年WRCカレンダー(7月2日発表時点)
第1戦 1月23-26日 モンテカルロ
第2戦 2月13-16日 スウェーデン
第3戦 3月12-15日 メキシコ
第4戦 9月4-6日 エストニア
第5戦 9月24-27日 トルコ
第6戦 10月15-18日 ドイツ
第7戦 10月29日-11月1日 イタリア
第8戦 11月19-22日 日本



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