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世界ラリークロス勢がラリーXノルディックでシーズン始動、ティエリー・ヌービルも登場

©RALLY X NORDIC

世界ラリークロス選手権に参戦するスタードライバー勢が今週、スウェーデンのヘリェスで開催されるラリーXノルディックに参戦。世界選手権のシーズン開幕に向けて準備に勤しんでいる。

4日間にわたって開催中のオールスター・マジックウイークエンドには、世界RXを連覇した経験を持つ地元スウェーデン出身のヨハン・クリストファーソン、世界RX戦で優勝経験のあるフィンランドのニクラス・グロンホルム、ヨーロッパRXを2度制しているロビン・ラールソンがエントリーしている。

世界RX勢も、新型コロナウイルス(COVID-19)感染の影響を受けて2020シーズンは開幕を迎えられないまま自粛生活を余儀なくされており、グロンホルムは、ヒュンダイi20スーパーカーのシートに戻ることを心待ちにしている。
「ようやく競技に戻ることができるんだ。最高の気分になるよ!」とグロンホルム。
「スポーツ界は本当に長い休暇になってしまった。個人的にも、ヒュンダイに乗ることができない時間が、すごく長く感じた。でも、そんなことはもう忘れて、サーキットに戻って、たくさんの競技の仲間たちを会うことを本当に楽しみにしている。ヘリェスでのレースはとてもタフになると思うので、世界RXシーズンの開幕に向けて、いい準備になる。体に付いたサビを落として、アップデートされたマシンをテストするよ」

RALLY X NORDIC

また、クロスカーカテゴリーでは、2019年世界RXチャンピオン、ティミー・ハンセンがWRCのワークスドライバー、ティエリー・ヌービルとタッグを組んで、クロスカー部門に参戦する。

「ようやく2020シーズンが始まりを迎えることになって、もちろんワクワクしているよ」とハンセン。
「eスポーツにはたくさん参戦したけど、現実での競技は今年はこれが初めて。今回はスーパーカー部門ではないけど、クロスカーのGも衝撃的だし、ヘリェスのジャンプもドライブするだけでマジックだ。クロスカー部門もすごくタフになると思うよ。特に#YellowSquadは昨年も速かったから、レベルが高いことは分かっているし、このクラスの若手は経験も豊富で非常に速いんだ。いつもと同じように、自分のパフォーマンスに完全集中してミスのないように務める。8月には世界RXもヘリェスで開催されるので、しっかり感覚を取り戻したい」

このほか、これまで大きな功績を残したドライバーを招待したレジェンドクラスも設けられ、ニクラスの父で元WRCチャンピオンのマーカス・グロンホルム、ヘニング・ソルベルグなども参加している。

イベントは7月2日に開幕し、この日からオンラインで中継が行われている。この週末はラリーXノルディック2戦分が開催され、2日が第1戦、土曜日と日曜日にかけて第2戦が開催される。

第1戦では、ヌービルはセミファイナル4位に終わり、ファイナル進出を逃したが「今日はヘリェスで本当に楽しい気分を味わった。ファイナルには届かなかったけど、とてもいいレースができたよ。また土曜日に走るのが待ち切れない!」とサーキットを走る喜びを表した。

Thierry Neuville

この日は、スーパーカー部門ファイナルでは、ラールソン(アウディS1)がトップフィニッシュ。シトロエンDS3で参戦したオリバー・ソルベルグが4位に食い込んだ。

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ラリーXノルディック ヘリェス第1戦ファイナル結果
1 ロビン・ラールソン(アウディS1) 3:40.652
2 ヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロ) 3:41.314
3 ニクラス・グロンホルム(ヒュンダイi20) 3:41.850
4 オリバー・ソルベルグ(シトロエンDS3) 3:42.765
5 トーマス・ブラインテッソン(フォルクスワーゲン・ポロ) 3:43.278
6 ポンタス・ティデマンド(フォルクスワーゲン・ポロ) 4:13.751

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