公式に2020年の開催キャンセルを発表したラリーアルゼンチンのボスは、2021年の開催カレンダーに自分のイベントを押し込もうと“必死に取り組んで”いる。
アルゼンチンはウェールズ・ラリーGB同様、6月に開催されたFIAワールドモータースポーツカウンシルの電子投票で確定した2021年9戦分の開催国には入っていない。
エストニアがWRC開催を大々的に発表した7月2日、ラリーアルゼンチンの主催者は、ロジスティクスの限界によりイベントキャンセルを発表することで、日程調整の努力が失敗に終わったことをようやく受け入れた。本来であれば40回目の記念イベントとして4月23‐26日に開催する予定だったが、COVID-19によってそれは叶わぬこととなってしまった。主催者はラリーを中止ではなく延期とし、開催への道を模索し続けてきた。
「このラリーを残すために、我々はこれまでベストを尽くしてきた」とラリーアルゼンチンのデビッド・エライ。
「今はもう、2021年の開催に向けて必死で作業を進めている」
アルゼンチンのASNであるACA総裁のカルロス・ガルシア・レモーイはこのイベントを支持し「ラリーアルゼンチンは、我々にとってとても重要だ。2021年に再び開催したい」とコメントしている。
(Graham Lister)