ラリージャパンは7月16日発行のラリーガイド1において、大会にWRC、WRC2およびWRC3のタイトルがかかることを明らかにした。WRCクラスは、2020年FIA WRC競技規則に定められたとおり、RC1(WRカー)〜RC5(旧R1を含む)、およびRGT。これに加えて、ナショナルクラス車両の内容も公開されている。
ナショナルクラスは規格別にJRC1〜JRC3の3クラス。いずれもこれまでの発表どおり、2020年FIA国際モータースポーツ競技規則付則J項第253条で定められた安全要件(FIA/ASN公認ロールケージまたはJ項合致ロールケージ、FIA認可の安全燃料タンク、J項に合致した配管等、容量3kg以上の自動消火システム、サーキットブレーカーの装着等)を完全に満たし、2020年WRC競技規則で定められた関連するすべての条項(タイヤ、バーコード、燃料、再スタート規定等)に合致している必要がある。また、このクラスは2020年FIA WRC競技規則第12条3項に基づき、選手権ポイントを獲得することはできない。
なお、WRCプロモーターと株式会社サンズとの契約により、すべてのWRC選手権参加者(FIA WRC競技規則で規定されるWRC、WRC2、WRC3)のエントリーフィーは免除されるという。
ラリージャパン・ナショナルクラス概要(一部抜粋)
JRC1
・2000ccを超えるグループNR4車両(現在のN4車両)
・1620ccまでのAP4車両
・2000ccを超えるRJ車両(JAF規則)
JRC2
・1601ccを超え2000ccまでのグループN4車両
・RJ車両(JAF規則)/2WDターボ/942ccを超え1600ccまで/公称
JRC3
・1600ccまでのRJ車両(JAF規則)