APRC第4戦、インターナショナルラリーオブワンガレイ(ニュージーランド・北島)は7月16日に初日の競技が行なわれた。
この日はイベント最長となる40kmステージやワンガレイでのスーパーSSを含む4SSを2ループする設定。スタート前に数日続いた雨の影響で路面はかなりスリッパリーな状態で、天候は徐々に回復を見せたが、リピート走行時には路面に粘土質が掃き出される泥濘状態となった。
APRC枠では、クリス・アトキンソン(プロトン・サトリアネオS2000)が首位に立ち、+39.0秒でチームメイトのアリスター・マクレー、さらに59.0秒遅れでチームMRFのガウラブ・ギル(三菱ランサーエボリューションX)が続いている。
アトキンソンとパシフィックカップタイトルを争うペルタミナクスコレーシングのリファット・サンガー(三菱ランサーエボリューションX)はSS2でコースオフ、痛恨のリタイアを喫しており、アトキンソンのパシフィックタイトル獲得が濃厚となってきた。
日本の田口勝彦(三菱ランサーエボリューションX)はSS2でパンクに見舞わ れ、ぬかるんだ場所でのタイヤ交換に苦戦して4分30秒近くをロスしたが、首位に約3分遅れの4位に食い込んでいる。
また2WD部門では、プロトンクスコラリーチームのカラムジット・シン(プロトンサトリアネオ)がトップ、チームメイトの番場彬が2位で続いている。
その他、今季PWRCに参戦中のヘイデン・パッドン(スバルインプレッサWRX STI)が、総合でもアトキンソンに6.2秒差の2位につける活躍で、併催のNZ国内選手権首位に立っている。
17日のデイ2には4SSを2ループする8SS・計142.94kmが設定されている。