新型コロナウイルス(COVID-19)の感染流行以降、初のFIA格式の国際ラリーイベントとなったERCラリーディローマ・キャピターレ(イタリア、ターマック)は7月24‐26日、無事にすべてのプログラムが終了した。主催のモータースポーツ・イタリアは会期中、サービスパークをはじめラリーに関係するあらゆるエリアで感染防止対策を実施。競技中は快晴に恵まれ、日中は気温が30度近くに達する暑さとなったが、クルー、チームスタッフ、オフィシャルなど、現場を訪れるすべての人々が、ソーシャル・ディスタンスの維持、マスクの着用、小まめな消毒と感染防止に努めた。
主催者は「開催を決めた3、4カ月前、ラリーを運営するのは大変難しい状況だったが、いま、我々はそれを実現することができた。FIAやASNなど、協力してくれたすべての方々に感謝する。自分たちが開催したかったのはモータースポーツ・イベント、それも安全なモータースポーツ・イベントだ。だから、みんなに感染防止対策をお願いした。そして、みんなそれを励行してくれた」とイベントを終えた安堵と感謝を述べている。
ERCのシリーズサイトも「あらためて、主催者、チーム、クルー、マーシャル、ボランティア、そして開催の実現に関わったすべての方々に心から感謝したい。みなさんは才能がある、そしてそれを証明してみせた。まさに #startoftherestart (再開の始まり)だった。そして、みんなで一丸となれば、必ず #RaceAgainstCovid(COVIDとの戦い)に勝つことができます。ありがとう!」と感謝のコメントを公式SNSチャンネルに投稿した。
このイベントにERC、ラリースターズ部門に数々のマシンをエントリーさせたヒュンダイ・モータースポーツのチーム代表、アンドレア・アダモは「FIA、ACIスポーツ、イベントの主催者、そして今回、我々がここに参加できるようにしてくれたすべての方々に感謝したい」とコメント。
「この厳しい状況にも負けず、このイベントを運営するための彼らの並々ならぬ決意と努力には、感嘆するばかりだ。このようなビジョンや決意、モータースポーツへの情熱を持っている人でなければ、こうしたことは実現できない。本当に感謝している」
ERC公式動画 Safety first(イベント中の感染対策紹介動画)