エストニア出身のマルコ・マルティンが、ラリーエストニアにフォード・フォーカスRS WRCで参戦することが分かった。彼は昨年このラリーで勝利している。
7月15〜16日に行なわれるこのイベントは伝統的にラリーフィンランドのウォームアップとして参戦するドライバーが多いことで有名だ。今年はマルティンに加え、MINIジョン・クーパー・ワークスWRCのクリス・ミーク、フィエスタRS WRCのマッズ・オストベルグらの争いとなりそうだ。
イベントディレクターであり、近年はSWRCを中心に自身も参戦していたウルモ・アーバは、マルティン参戦のニュースに喜びを隠さない。
「ラリーエストニアへのマルコの参戦は、ラリーファンにとっても非常にうれしいニュースだ。主催者としてもエストニアをヨーロッパに紹介するうえで、大きなアピールになるし、良い戦いも期待できる。マルコがラリーエストニアに出走することで、このイベントに来て勝利することに大きな可能性が生まれるんだ」
マルティンの弟子であり今季SWRCで1勝を挙げているオィット・タナックも参戦予定だったが、前戦アクロポリスでのクラッシュによるマシンの修理が間に合わない模様だ。
その他の出場選手も豪華だ。WRCフィンランドに参戦予定のドライバーとしては、マルティン・プロコップ、デニス・カイパース、またWRCアカデミーからはクレイグ・ブリーン、アラステア・フィッシャー、エストニアのエゴン・カウアーらもフィエスタR2で出場する予定だ。さらに、ヤリ・ケトマーが三菱ランサーエボリューションXで、カール・クルーダがフィエスタS2000で出場するなど、77台がエントリーしている。