ラトビアで開催されるERC第2戦ラリーリエパヤ(8月14‐16日)に、WRC勢からもドライバー参戦が相次いでいる。マッズ・オストベルグ、ニコライ・グリアジン、シーン・ジョンストン、マルティン・セスクが、ラトビア西部の高速グラベル戦にエントリーしているのだ。
WRC再開戦のラリーエストニアにヒュンダイからのWRカーエントリーが発表されたばかりのクレイグ・ブリーンは、ヒュンダイi20 R5で展開するMRFタイヤの開発プログラムの一環としてのERC参戦をラトビアでも続行、カラム・デバインも同じくi20 R5でエントリーする。開幕戦のラリーディローマ・キャピターレを制したアレクセイ・ルキヤナク、昨年のリエパヤではERC史上最年少勝利記録を更新して今季は連覇に挑むオリバー・ソルベルグも名を連ねている。
一方、ラリーリエパヤの主催者は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染率が高いリストに挙げられている国からイベントに参戦するための最新情報を公開。リストに入っている国から渡航するコンペティター、チームスタッフ、その他の申請スタッフは、到着後に14日間の自主隔離をする必要はなくなった。しかし出発の72時間前にCOVID-19の検査を受けることが求められ、到着から24時間は検査の結果が出るまで自主隔離が義務づけられる。その後、滞在中も5日目、7日目には検査を受けなくてはならない。
14日間の自主隔離の必要が継続されていればその行動が大きく影響されたであろう国々には、オーストリア、ベルギー、チェコ、スペイン、スウェーデンなどERC強豪が在住する国も多く含まれている。
(Graham Lister)