米国のスタードライバー、ケン・ブロックが、8月22‐23日にスウェーデンで開催されるプロジェクトEシリーズ開幕戦ヘリェスにフル電動マシンのフォード・フィエスタERXで参戦する。
プロジェクトEは、2020年世界ラリークロス選手権のサポートカテゴリーとして開催される電動マシンによるラリークロスシリーズで、ブロックがドライブするフィエスタERXは、シリーズのテクニカルパートナーを務めるSTARD(Stohl Advanced Research and Development)が製作。このヘリェスには、マッズ・オストベルグもR5ベースのシトロエンC3 ERXでの参戦を発表しており、フル電動マシン同士による両者の対決にも注目が集まる。
ジムカーナ、ラリークロス、ラリーと様々なモータースポーツで活躍し、公開したジムカーナ動画は世界で5億ビューもカウントされるというブロックだが、電動マシン同士によるレースへの参戦は初めて。2016‐2017年の世界RXではスーパーカー部門のフォード・フォーカスRS RXで2回ポディウムフィニッシュもマークしているが、ヘリェスではまったく新しいマシンで参戦することになる。
STARDが製作したフィエスタERXは、すでに製作チーフを務めるマンフレッド・ストールが実戦での勝利を挙げている。ヘリェスに登場するフィエスタERXには、ブロックのこのマシンでのデビュー戦に敬意を表して、特製の車両IDナンバー、043が与えられるという。
「世界初の電動ラリークロスのレースにSTARDのフィエスタERXで参戦できることになり、最高に盛り上がっているよ!」とブロック。
「このマシンは見事な仕上がり。ヘリェスでこのマシンに乗る日が待ち切れない」