8月14〜16日にラトビアで開催されたERCラリーリエパヤにおいて、ERC3ジュニアにエントリーしていた参加者のひとりに陽性反応が出ていたことを主催者が14日に発表した。事前検査は新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の防止対策として現地に来場する関係者全員に義務づけられているもの。
当該参加者は二次検査でも陽性反応が出たことから、ラトビア衛生局担当者の指示により当事者と当事者のチームメンバー全員がただちに自主隔離に入り、ラトビア衛生局の指示に従ったという。
また、イベント主催者であるRAイベンツと地元の保健所、FIAのCOVID-19担当スタッフの支援により行動範囲の追跡確認が行われ、ラリーリエパヤのCOVID-19対策手段に従って接触の可能性がある関係者全員もイベントに先駆けて検査が行われた。この結果、当該関係者は全員が陰性だったという。地元保健所のガイダンスに従い、この関係者もこの時点で自主隔離に入り、以降の指示があるまで健康状態のモニタリングが行われたという。
ラリーリエパヤは8月16日、オリバー・ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)がイベント連覇を飾って終了。主催のRAイベンツはラリー前から、国外からの渡航者に対して、14日間の自主隔離を免除する代わりに出発の72時間前に感染検査を受けることを求めたほか、到着から24時間以内にも再度検査を受け結果が出るまでの自主隔離を義務づけていた。滞在中も、5日目と7日目には検査を義務づけたほか、公共の移動手段を使用しないなどの行動制限や健康管理の徹底などの対策も求めてきた。このように、再三にわたる健康・衛生チェックに加え、ラトビア入国前と入国後の専用検査所での検査など厳格なテストプログラム展開し、COIVD-19の感染対策を行った主催のRAイベンツには、関係者から称賛が贈られている。