FIAラリーディレクターのイブ・マトンは、WRCラリートルコが今季のカレンダーに残っていることについて「現状、不安はない」とドイツのモータースポーツタブロイド誌『モータースポーツ・アクツエル』に語った。
トルコ西部の海外リゾート、マルマリスを拠点とするラリートルコは、9月18〜20日に今季のWRC第5戦として開催が予定されている。トルコでは先週、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染率が2カ月連続で高い値を示していることが伝えられているが、マトンは常に最新の情報を把握していると自信を持って言えると語る。
「準備は計画どおりに進んでいる」とマトン。
「パンデミックの不安に関しては、しっかり情報が入っている。WRCのメディカル代表、セム・ボネバルはトルコ人だからね」
その一方、COVID-19のパンデミックは依然として頭の痛い問題であることも認めている。
「パンデミックはあらゆることに影響を与えている。同じ国の中でも地域によってルールが違うし、状況も常に変化している。ラリーは現在、最も主催が難しいモータースポーツと言えるだろう」
(Graham Lister)