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WRC第7戦アクロポリス:デイ2でローブが逆転

 

 第7戦アクロポリスのデイ2は、デイ1で後続ペター・ソルベルグに51.6秒の差をつけられていたセバスチャン・ローブが逆転、首位に立った。

 先頭走者の不利を承知でデイ1トップに立ったソルベルグだが、予想以上の路面の悪化に悩まされ続ける結果となった。
 午前中のループ(SS7〜9)を終えた段階で、ソルベルグは昨日のリードタイムを大きく吐き出し、4番手スタートのセバスチャン・オジエに5.4秒差にまで迫られた。続くSS10ではオジエに、SS11ではローブにも逆転され、デイ2最終ステージとなるSS13終了後で首位ローブと20.9秒差の3位にドロップしている。背後に迫るミッコ・ヒルボネンとはわずか1.5秒差だ。

 この状況に対してソルベルグは「砂利掻き役として働いた1日だったが、それは当初から予想されたことだ。20秒前後の遅れは想定の範囲内だから問題ない。表彰台の頂点に乗るチャンスはまだある……いや、その予定だよ!」と前向きなコメントを残している。

 また、セバスチャン・オジエはこのSS13で出走順を調整。2.2秒差でローブを前に出すしたたかさを見せ、少しでも有利な走行順で最終日を戦う考えのようだ。

 デイ3は2SS約30kmのループを2回、それに最終のパワーステージ3.97kmを加えた65.55kmで争われる。注目の最終日は日本時間の本日15時03分、SS14アギ・テオドリからスタートする。

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