WRCトルコは9月19日、デイ2の競技が始まったが、この日最初のSS3で大きなドラマが起きた。前日の2SSを終えて総合7番手と出遅れた2019年チャンピオンのオィット・タナック(ヒュンダイ)は、この日は4番手スタート。ラフでダスティなコンディションとなった31.79kmのエジルベルデで猛追ペースを見せていたが、フィニッシュまで6kmを切ったあたりでコースオフ。短いストレートのディッチにはまってしまった。
タナックとコ・ドライバーのマルティン・ヤルベオヤはすぐに車外に出てメカニカルトラブルがないかを調べたが手を付けられるところはなかった。チームは公式ツイッターでステアリングのトラブルを示唆しているが、タナックのドライバーズタイトル防衛に向けて大きすぎる痛手となってしまった。