WRCトルコ:タナック「特に厳しいステージというわけではなかった」デイ2コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCトルコ:タナック「特に厳しいステージというわけではなかった」デイ2コメント集

©Hyundai Motorsport GmbH

ラリートルコ、デイ2終了後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。前戦のエストニアで母国ラウンド勝利を飾り、タイトル争いの舞台に舞い戻ってきたタナック。タイトル防衛に向けて気合いを入れ直した矢先のSS3で突然のステアリングトラブルが発生し、コースオフ。受け入れ難い事態に、なす術はなかった状況を語った。
(カッコ内は順位の前日比)

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

■ティエリー・ヌービル/総合首位(↑)

RALLY TURKEY


「午後は午前よりも格段によくなった。セッティングを大幅に調整して、2ループ目は特にラフな区間でマシンにすごく満足できた。求めていた状態になったし、100%ではないがいい方向に向かっている。上位で戦えるようにしてくれたチームの働きを、とてもうれしく思う。明日はこのラリーで一番タフな日になる。パンクとダメージを避け切りながら、プッシュもしなくてはならない。ベストを尽くすて、無事に走り切れることを願うよ!」

■セバスチャン・ローブ/総合2番手タイ(↓)

RALLY TURKEY


「最初のループは、全力を尽くすという決意で臨んだのにタイヤチョイスを誤り、かなりタイムをロスしてフラストレーションが溜まった。午後は、ありがたいことに戦いに戻ることができた。まだタイヤは限界ギリギリの状態なので、ステージの中盤で少しセーブしたが、うまくまとめられた。また総合2番手に浮上することができたが、明日のリザルトがどうなるかを考えるのはまだ早い。相当の距離が残っているからね」

■オィット・タナック/SS3でデイリタイア
「今日はポジティブに伝えられることはあまりない。最初のステージで、ステアリングのトラブルでリタイアを余儀なくされたからね。予兆はなかった。本当に突然に起きて、どうしようもなかった。そもそもかなり厳しいステージで、グリップが低く砂利も多い。コンディションも特に厳しいというわけでなく、ただルーズなだけだった。明日は再スタートして、パワーステージでのポイントを目指す。残念ながら、やれることはそれくらいだ」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

■セバスチャン・オジエ/総合2番手タイ(↑)

RALLY TURKEY


「午前中は調子がよく、ステージウインを2本獲りラリーの首位に立った。マシンの動きもよく、午後さらによくするための考えもあった。残念ながら、午後は思っていたような流れにならなかった。しかし、モータースポーツではこれもゲームの一部。今日を終えて戦いに残っているのだからハッピーだよ。もちろん、優勝争いができないのは悔しいが、少なくとも高ポイントとポディウムを狙える位置にいる。今晩、チームがマシンを直してくれるので、自分たちも明日、ラリーを走り切ることができる。まだロングステージが残っていて、今日よりもチャレンジングなコンディションになると思うので、まだ何も終わっていない」

■エルフィン・エバンス/総合4番手(=)

RALLY TURKEY


「午前はまずまずの内容だった。最初のステージから車内はすでに暑かったが、すべて順調だった。マシンのフィーリングもリズムもよかった。午後はタフになることは分かっていた。ロングステージのタイムは悪くなかったが、タイヤは予想以上に磨耗していた。原因を追求しなくてはならないが、うまくタイヤをマネジメントすることができなかった。これで次の2本が難しくなり、とにかくうまくまとめることにシフトした。明日は、まだ戦える余地は残っている。ロングステージはとてもチャレンジングだし、まだポディウムも狙えるのでベストを尽くす」

■カッレ・ロバンペラ/総合5番手(=)

RALLY TURKEY


「午前中は、道はかなりスリッパリーで砂利掃きも残っていたがOKだった。午後は本当にタフだった。ロングステージでパンクした。コンディションはずっとラフで石だらけが続いたので、どこでパンクしたのか分かりようがない。その後の2本は慎重に走り切った。それでも総合順位は悪くないし、明日は長いので何が起きても不思議ではない。このポジションをキープ、さらにもっと上に行ければいいね」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC

■テーム・スニネン/総合6番手(=)

M-SPORT


「かなり満足できる1日だった。うまくドライビングできている手応えがあったし、タイヤマネージメントもよかった。タイヤを気にしながらもハードにプッシュしていたし、午後はいいタイムもマークできた。でも、最後の2本はサイドの小さな窓が開いて車内がダストだらけになってしまい、かなり気が散ってしまった。明日は、今の調子を続けて、ラリーを走り切ることがプラン。この週末で一番ラフと言えるようなステージもあるので、気を引き締めていいタイムを出して走り切らなくてはならない」

■エサペッカ・ラッピ/総合7番手(↑)

M-SPORT


「本当に暑くてチャレンジングだった。マシンにもタイヤにも、クルーにもタフだった。アンダーステアでマシンが曲がらなかったので調整していたが、うまくいかなかった。走行順が早かったのですごくトリッキーだったが、いいドライビングを心がけて、こうした道でのマシンの動きを学ぶことに務めた。たくさんのことが理解できたし午後は流れもよくなったが、まだできることも多いので、明日、自分たちがどこまでできるのか、楽しみだ」
 
■ガス・グリーンスミス/総合8番手(↑)
「ステージが終わるたびにいろいろ変更し、午後のロングステージではいいスプリットが出せた。でも、残念ながらパンクをしてしまった。どこでやったかは分からない。最後の2本は、リヤのタイヤがツルツルになってしまったので、かなり大きくスライドしてなかなか興味深かったよ! できる限りを尽くしているが、ステージのたびによくなっているようだ。ラフなセクションでもいい走りができているし、明日のステージはラフなので、楽しみだ」



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