APRC第3戦となるラリーニューカレドニアは6月17-18日に開催される。エントリーリストには21台が揃い、カーナンバー1は田口勝彦に与えられた。
今季のAPRCは全6戦となるため、昨年は参戦数が少なかったニューカレドニアにも登録選手が顔を揃えたが、前戦クイーンズランドで勝利を飾ったマーク・ヒギンズの名前はない。サウイーストモーター・クムホチームは、チーム杯のノミネートドライバーとして、ヤリ・ケトマーを起用している。チームはこの理由として「ヒギンズは昨年まで所属していたKSTから中国選手権への参戦も希望していたが、同一シーズンに別チームから参戦することにチームのスポンサーが同意しなかったため」と答えている。
このためヒギンズは、第3戦以降のAPRCには参戦しない可能性が高まった。ヒギンズはクイーンズランドでは最終SSでガウラブ・ギルをかわしての逆転劇で自身初のAPRC勝利を挙げ、ドライバーズ選手権でも2位のアリスター・マクレーに2ポイント差の3位に浮上していた。
またクイーンズランドで電撃のAPRC復帰を果たした元王者のカラムジット・シンは、前戦に引き続きクスコ製のプロトン・サトリアネオ(グループN仕様)で参戦。今回は、エントラントもプロトン・クスコ・ラリーチームからのエントリーとなった。