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世界RXリガ、第6戦はエクストロームが今季2勝目をマーク

©FIAWorldrallycross.com

世界ラリークロス選手権は9月20日、ラトビアのリガでダブルヘッダーの2戦目となる第6戦のファイナルが行われ、スウェーデンのマティアス・エクストローム(アウディS1)が今季2度目となる優勝を飾った。

自身にとって世界RX12勝目。この日は、セミファイナルからファイナルまで、合計12ラップでリードを守り切ったエクストロームは、最大ポイントを獲得してドライバーズ選手権で首位に立つヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロ)に詰め寄った。前日の第5戦でクリストファーソンに独走を許した後、KYBチームJCは夜を徹してエクストロームとチームメイトのロビン・ラールソンのS1をセッティング変更。この結果、エクストロームは予選から戦いをコントロールし、今シーズン初めて、クリストファーソンが予選で一度も勝利できないという状況に持ち込んだ。ラールソンもファイナルで3位に入って今季初めてポディウムに上がり、KYBチームJCはチームズ選手権でのリードを広げている。

「今日はスタートが成功の鍵だった。ロビンがセミファイナルを2位でフィニッシュしたことがすごくよかったし、チームにとっても重要なポイントを重ねた。ファイナルでのヨハンとのバトルは、まさにスタートから最初のコーナーに入るところから接戦で、すべてのラップで彼が自分のバンパーに迫ってきた」とエクストロームは激戦の模様を語る。
「でも、自分はミスをしなかったので、彼よりも前でフィニッシュした。本当に信じられない気持ちだし、自分が経験した優勝の中でもベストのひとつ。(第2戦の)ヘリェスでの勝利もうれしかったし素晴らしいファイナルだったとみんなに言ってもらえたけど、今回は一日すべてが素晴らしかった。自分的には今日の方が上だと言えるね」

クリストファーソンは、セミファイナルとファイナルに焦点をおいたタイヤ戦略で、ファイナルでは2位に食い込んでいる。このファイナルは、前日の第5戦のファイナルと同じ顔ぶれとなり、チーム・ハンセンのティミー・ハンセン(プジョー208)とGRXタネコのニクラス・グロンホルム(ヒュンダイi20)、ケビン・ハンセン(208)が4位、5位、6位でフィニッシュしている。

世界RXは次回もダブルヘッダー開催。第7戦と第8戦は10月17‐18日、スペインのバルセロナ・サーキットで開催される。

世界RXリガ(第6戦)ファイナル結果
1 M.エクストローム(アウディS1) 5:01.264
2 J.クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロ) 5:01.992
3 R.ラールソン(アウディS1) 5:04.652
4 T.ハンセン(プジョー208) 5:05.078
5 N.グロンホルム(ヒュンダイi20) 5:05.911
6 K.ハンセン(プジョー208) 5:06.339



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