今季から始動した電動ラリークロスマシンの国際シリーズ、プロジェクトE(Projekt E)は、9月20日に世界ラリークロス選手権ラトビア大会との併催で第2戦のファイナルが行われ、フランスのシリル・レイモンドが優勝を飾った。レイモンドがドライブしたのは、R5マシンのコンポーネンツを80%流用するシトロエンC3 ERXで、同マシンにとってデビューウインとなった(開幕戦はフォード・フィエスタERXのみ3台のエントリーとなっていた)。
この第2戦でレイモンドは、世界ラリークロスの経験もある地元ラトビアのヤニス・バウマニス(フィエスタERX)と予選からトップタイムを獲りあうバトルを展開。しかしファイナルの大一番でバウマニスを退けた。3位には、ノルウェーのスベイン‐ビャルテ・ホルテン(フィエスタERX)が入った。英国のナタリー・バラット(フィエスタERX)は4位フィニッシュとなったが、選手権争いでは首位に立っている。