今季のERCラリーリエパヤでイベント2連覇を果たし、その実力を示したオリバー・ソルベルグ。ターマックラリーへの出場数は依然として少ないが、今週ポルトガルで開催される次戦ラリーファフェ・モンテロンゴ(ターマック)はイコールコンディションでのバトルになると見ている。
ソルベルグは、今季のERC開幕戦となったラリーディローマ・キャピターレで3位フィニッシュ。フォルクスワーゲン・ポロGTI R5で臨む初めてのターマックラリーであり、さらにメガネを紛失・破損するハプニングもあったことを考えれば十分以上の結果と言える。このイベントを制した選手権リーダーのアレクセイ・ルキヤナクとは、現時点でわずか4ポイントの選手権2番手に続いている。またERC1ジュニアでは、2番手のグレゴワール・ミュンスターに31ポイントと大差を築いての首位に立っている。
「朗報なのは、次のラリーが新規イベントだということだよ」とソルベルグ。
「ここではイコールコンディションでの戦いになる。自分はこういうのが好きだね。ERC部門で戦う相手は、みんな自分と同じ。未知の領域ってことだよ!」
9月23日で19歳の誕生日を迎えたソルベルグは、「ファフェでは、ローマよりも早めにリズムをつかみたいね。今では、このマシン(ポロGTI R5)で少しはターマックでの経験を積むことができたから、多少は先も見えるようになった。でも、まだこういったラリーに関しては学ぶことの方が多い。感覚をつかめるようになるには、もっとターマックラリーに出なくてはならないことも分かっている。ファフェでは、選手権争いに重点を置いて、一戦一戦を大切にしていく。次のラリーのことはひとまず考えないよ」と語る。
「自分のチームは家族が支えてくれている。ポロGTI R5の作業も順調に終わらせてくれたから、今週は最強の武器が味方になってくれるはずだ」