ブレーキパッドブランドのBRIGが、プライベーターを中心としたBRIGユーザーのサービスをサポートする試みを開始している。
これは、全国を転戦するラリーの際に、各地のラリー関係者やメカニックが協力体制をとって複数のプライベーターやチームをサポートしようという試み。主な費用はBRIGが負担し、参加の条件はBRIGユーザーであることのみだ。
福島ラウンドでは、JN3の松本琢史、JN2の大桃大意の2台を、大桃のチームであるシャフトモータースポーツとJN1に参戦中で福島は不参戦となった西山敏らがボランティアとしてサービスを担当。大桃は今回、MSCC(マツダ・モータースポーツクラブ)主催のラリーで涙の初優勝を果たした。
通常は1チームあたりひとつのサービスメカニックなどを雇うことが多いが、クラスやチームを越えて異なるチーム同士が協力してサービスを行ない、それをパーツメーカーがサポートする例は珍しい。
最大の目的は、費用負担を減らすこと。さらに、専門学校生などの若手に、経験豊富なプロのラリーメカニックのノウハウなどを伝えることで若手を育成するという目的も兼ねている。
今年から試験的にスタートし、2012年からは「BRIGラリーチーム」として本格的にサポート体制を推し進める予定だ。