第6戦アルゼンチンはセバスチャン・ローブが大逆転でシーズン3勝目を飾った。この日をトップでスタートしたセバスチャン・オジエはオープニングのSS16で横転を喫し、マシンのフロントセクションにダメージを負ってしまう。
SS16を終えた段階で、47.7秒あったローブとの差は21.5秒にまで縮まっていた。残すSSは3本。距離は合計約11kmだ。
サービスがないためオジエはパワーステアリングにトラブルを抱えたままの走行を余儀なくされ、後続との差はみるみる縮まっていく。初日1分のペナルティを受けたはずのローブがSS17では12.8秒、SS19では3.3秒にまで迫っていた。そのすぐ後ろにはミッコ・ヒルボネンがピタリとつける。
そして迎えたパワーステージSS20、3.9kmのステージを最速で駆け抜けたのはペター・ソルベルグだった。ヒルボネンとローブが同タイムで続き、オジエは9番手タイム。これで勝負は決した。
首位はローブ。2.4秒差の2位にヒルボネンが入り、オジエは最終的に3位でフィニッシュすることとなった。
Argentina【最終暫定順位】
1:S.ローブ 4:03:56.9
2:M.ヒルボネン +2.4
3:S.オジエ +7.3
4:P.ソルベルグ +32.6
5:M.オストベルグ +5:16.8
6:F.ビラグラ +6:48.5