第6戦アルゼンチンのデイ2はセバスチャン・オジエが猛追を見せてトップに立った。オープニングのSS8でスピンしたソルベルグをあっさりとかわすと、ヤリ‐マティ・ラトバラとのタイム差を徐々に削り取っていく。
先頭走者のラトバラは粘りの走りを見せたものの、SS12が終わった段階でオジエに10.6秒差まで詰め寄られていた。続くSS13ではラトバラのサスペンションにトラブルが発生、ついにオジエに首位を明け渡すこととなってしまった。
ラトバラはSS13と14の移動区間で修理を試み、遅れてSS14をスタート。しかしチームからのオーダーでマシンを止めることとなった。
ラトバラがいなくなったため先頭走者を担うことになったペター・ソルベルグは、さらにSS15でパワーステアリングにトラブルが発生。このSSでオジエに55秒近くのビハインドを背負い込み、総合4番手にドロップしてしまった。
デイ2は最終的にオジエ、ヒルボネン、ローブ、ソルベルグとなっている。
デイ3のルートはオープニングに48.21kmのロングステージ+3〜4kmの3SSという構成の4SS59.03km。ヒルボネンとローブが演じる僅差の2番手争いが注目のポイントとなりそうだ。