11月19〜22日に開催を予定しているWRC第7戦イープルラリー・ベルギーの開催可否について、まもなく判断が下されそうだ。ベルギーの諮問委員会が、現地10月30日の夕方にも会合を開く模様であることを、欧米の報道各社が伝えている。
ヨーロッパでは現在、新型コロナウイルスの感染率が再び上昇しており、ベルギーでは10月16日からバーやレストランなどの営業規制を開始。そこから2週間の経過を評価したうえで、3週間後のWRC開催について検討するものと見られている。
隣国フランスでは10月30日から12月1日までロックダウンに入るほか、ドイツでも行動制限を強める対策が行われている。また、イープルラリーが最終日に走行を予定しているスパ・フランコルシャンサーキットのある自治体では、ベルギー政府の制限が十分でないと判断した場合、自主的にロックダウンに入るという意思を表明しているとも伝えられている。
一方、FIAは開催自体についての判断は明かしていないが、無観客での開催はすでに決定した模様だ。