波乱のシーズンとなった2020年のWRC。自身初のドライバーズタイトル獲得に向けて最終戦を迎えることになるエルフィン・エバンスは「チームオーダーは出るべきではない」と語った。
現状、12月3〜6日に予定されているイタリアのラリーモンツァ(ターマック)が今季のタイトル決戦となる。エバンスはここで17ポイントを獲得できれば、自力での初の戴冠に成功する。エバンスは現在、トヨタのチームメイトで世界タイトル6冠のセバスチャン・オジエに14ポイント差をつけての首位に立っている。
エバンスは、トヨタのチーム代表であるトミ・マキネンは、正々堂々とステージで戦うことを認めるはずだと語っている。
「1年を通して(チームオーダーが出ることは)なかったし、それがここにきて変わることはないと思う」と語るエバンスは、オジエ同様にこれまでモンツァラリーの経験はない。
「どちらかに災難が起こるような波乱にならない限りは、純粋に真っ向対決をするべき。チームも、そうさせてくれるはずだ」
(Graham Lister)