クレイグ・ブリーンが、国際レベルでのレーシングカートに復帰することを計画中。理由として「ラリーにスイッチするのは早すぎた」と説明している。
ブリーンは世界およびヨーロッパの各レベルでのレーシングカートで活躍した後、2009年からラリーに完全集中してきた。
「実は、カートはあまりいい形で終えることができないままになっていた」とブリーン。
「自分がカートを辞めた時、間違った方法を取ってしまったので、いつもやり残した感じがしていた。考えとしては、時間があれば、しばらくはヨーロッパか世界レベルで何かをやってみたいと思っている。自分がカートに戻る時は、いつもすぐに感覚を取り戻せるし、自分にとってすごく自然でいつも楽しめていた」
「ターマックラリーのいいトレーニングとしてやっていたつもりだったし、自分にとってはこれまでで一番、体力的に過酷だった。ターマックのスキルを磨くため、そして自分の強さを維持するためにやっていた。でも、正直に言えば、また強い走りを取り戻すための、長い長い計画の一部なんだ」
ブリーンが直近でERCに参戦したのは、チームMRFからヒュンダイi20 R5で参戦した11月8〜6日のラリーハンガリー(ターマック)だったが、最終日の午前、2番手を走行中にエンジン破損でリタイアを喫している。ヒュンダイ・モータースポーツからのWRC参戦もプログラムは限定的で、起用が予定されていたイープルラリー・ベルギーは、新型コロナウイルスの感染拡大が再び広がってきたことから開催が中止。WRC最終戦に予定されているラリーモンツァには、ヒュンダイはダニ・ソルドを起用することを明らかにしている。
(Graham Lister)