スバルは、いよいよまったく新しいR4スペックのインプレッサWRX STIを新井敏弘の手によりデビューさせる。ヨコハマタイヤと連携してシーズンを戦うが、その6戦のうちの1戦目となる。
デビューイベントは5月12〜14日に行なわれるIRCツール・ド・コルス。かつてWRCとして開催されてきた伝統あるターマックイベントだ。12日から3日間、14本のSS、SS総距離320.84kmで争われる。
新井のマシンをプリペアするのは、元WRCドライバーのマンフレッド・ストール率いるストール・レーシング。インプレッサR4は5月1日にホモロゲーションを取得し、グループNに比べてガラスの軽量化やサスペンションストロークの拡大など、様々な部分で戦闘力アップが見込まれるが、実践投入は世界初だ。
「このラリーは私たちにとってはテストだ。目的はテクニカルな問題なしにフィニッシュすることにある」とストール。「我々はこのプロジェクトの最初のステップにいる。S2000マシンと戦う予想するのはまだ早い」
新井はコルシカ島に向かう前にストールのオーストラリアのベースに立ち寄り、テストをこなしてからコルシカ入り。無事にレッキを終えた模様だ。現地での様子はオフィシャルブログでレポートされており、赤と青に彩られたインプレッサR4と、同色のレーシングスーツが新鮮だ。