今季はWRCのシートを逃しているアンドレアス・ミケルセンだが、自身にとっての今季初ラリー参戦となった11月のERCラリーハンガリー(ターマック)での優勝は、WRC最終戦のラリーモンツァ(ターマック、イタリア)に参戦すればトップ争いに復帰できるポテンシャルを証明したものだと考えている。
ラリーモンツァは、エントリーの締め切りを当初の11月20日から11月24日に延期しており、エントリーリストの発行は25日に予定している。
フォルクスワーゲン、ヒュンダイ、シトロエンでWRCのワークスドライバーを歴任してきたミケルセンは、ターマック戦のERCハンガリーで勝ったことは、「ミケルセンは舗装が苦手」という人々の意識が間違いであることを証明したと語っている。
「自分自身、この数年間はターマックで苦戦してきたし、みんなは自分がもうターマックでは走れないんじゃないかと思っていたかもしれない。だから、ハンガリーで自分はまだ速いと示せたことは本当によかった」とミケルセンはERCハンガリーを制した後に語っている。
WRCモンツァへの見通しに関してミケルセンは「ラリーモンツァに参戦するために、必死で取り組んでいる。WRカーに乗りたいが、厳しいだろう。R5マシンでも、走れないよりはいい」
(Graham Lister)