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全日本ラリー唐津:奴田原文雄が新井大輝に4.2秒差をつけて初日トップ

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2020年シーズン全日本ラリー選手権第3戦「Sammy ツール・ド・九州2020 in 唐津」の初日が11月27日(金曜日)に2カ所のスペシャルステージを舞台に行われ、奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)が、新井大輝/小坂典嵩(スバルWRX STI)に4.2秒差をつけてトップに立った。6.9秒差の3番手には、勝田範彦/石田裕一(スバル)がつけている。

当初、4月11~12日に第3戦として開催を予定していた唐津は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて11月に延期。この結果、2020年シーズン最終戦として行われることになった。ラリー初日は、10.28kmの「SANPOU」を2回走行する20.56km。SS2は17時11分のスタートとなっており、日没後の走行となる。

SS1で新井大輝に3.4秒差のベストタイムを刻んだ奴田原が、SS2も3番手タイムでまとめ、首位で初日を終えた。

「とりあえずトップではありますが、あまり手応えはありません(笑)。特に2本目はまったく視界がない状態で、路面状況がまったく分かりませんでした。それでもタイヤはかなり安定していると思います。まだ秒差ですし、明日もまだ長いのでこのペースを守って大切にいきたいです」と、奴田原は慎重にコメント。

ポイントリーダーとして最終ラウンドを迎えた新井大輝は、選手権を争う奴田原から4.5秒差の2番手。「唐津のような厳しいコーナー中心のラリーをあまり走ったことがないので、最初は迷いもありました。SS1はミスしてあのタイム、SS2は抑えすぎた上でのタイムでした。全開で攻めれば、もっと上のタイムを狙えると思います。明日はつまらないミスをしないようにしたいです」と、冷静に首位を狙う。

SS2でベストを刻み、3番手につける勝田は「僅差ですが、SS2でベストを獲得できました。1本目は気合が入っていなかったのか、かなり遅れてしまいましたね。明日はプッシュしていきたいです」と、久々の快走に笑顔を見せている。

逆転タイトルを狙う鎌田卓麻/鈴木裕(スバル)は12.4秒差の4番手。16.6秒差の5番手は、SS1で「踏みすぎてしまった」と悔しそうに語る新井敏弘/田中直哉(スバル)。注目のGRヤリスを持ち込んだ福永修/齊田美早子は、53.8秒差の6番手となっている。



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