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WRCモンツァがエントリーリストを発行、今季最大の95台

©WRC PROMOTER

12月3〜6日に開催を予定している2020年WRC最終戦ラリーモンツァ(ターマック、イタリア)が11月26日、エントリーリストを発行。4カテゴリーがタイトル決戦を迎えるこのこの最終戦には、直近20カ月のWRCでは最大となる95台を集めた。2019年3月に開催されたツール・ド・コルスでは、94台がエントリーしている。

WRカー勢では、自身初のドライバーズタイトル獲得に挑むエルフィン・エバンス(トヨタ)を始め、4チームから11台がエントリー。トヨタ勢は、エバンスのほか、タイトルを争うセバスチャン・オジエ、カッレ・ロバンペラ、日本の勝田貴元がトヨタ・ヤリスWRCを駆る。

マニュファクチャラーズタイトル防衛に挑むヒュンダイは、現ドライバーズ王者のオィット・タナックとティエリー・ヌービルも、ドライバーズタイトルのチャンスを残している。ヒュンダイi20クーペWRCのサードドライバーには、前戦サルディニアでイベント連覇を果たしたダニ・ソルドを起用する。さらに、i20クーペWRCを走らせる2C コンペティションからは、オーレ・クリスチャン・ベイビーがWRカーデビューを果たす。

Mスポーツ・フォードはエサペッカ・ラッピ、テーム・スニネン、ガス・グリーンスミスの布陣。

WRC2部門では、Toksportからシュコダ・ファビア・ラリー2 EVOを駆るポンタス・ティデマンドと、PHスポーツからシトロエンC3 R5で参戦するマッズ・オストベルグがタイトル有力候補。Toksportはさらにヤン・コペッキーを投入し、ティデマンドのタイトル獲得をサポートする。Mスポーツ・フォードは、アドリアン・フルモーをフォード・フィエスタ・ラリー2 MkIIのドライバーにノミネートしている。

WRC3では、マルコ・ブラシア(C3 R5)、ヤリ・フッツネン(ヒュンダイi20 R5)、カエタン・カエタノビッチ(シュコダ・ファビア・ラリー2)がタイトル決戦に臨むが、このほかオリバー・ソルベルグ(ファビア・ラリー2 EVO)、エミル・リンドホルム(ファビア・ラリー2 EVO)、地元イタリアのヒーロー、ウンベルト・スキャンドーラ(i20 R5)、グレゴワール・ミュンスター(i20 R5)、アンドレアス・ミケルセン(ファビア・ラリー2 EVO)と強豪ドライバーが名を連ねており、タイトル争いにどう影響してくるかにも注目が集まる。

フォード・フィエスタ・ラリー4のワンメイクで争われるジュニアWRCでは、マルティン・セスク、トム・クリステンソン、サミ・パジャリらがエントリーしている。

スポット参戦で注目を集めるのは、元WRCチャンピオン、マーカス・グロンホルムを父に持ち、自身は世界ラリークロスで活躍中のニクラス・グロンホルム(ファビア・ラリー2 EVO)、今季のMotoGPでシリーズ2位となったフランコ・モルデビリ(i20 R5)、GTレースのトップドライバー、マロ・エンゲル(ファビア・ラリー2 EVO)。元ヒュンダイのワークスドライバー、ケビン・アッブリングはフォルクスワーゲン・ポロ GTi R5)、元シトロエンのワークスドライバー、ステファン・ルフェーブル(C3 R5)もエントリーリストに名を連ねている。

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