イタリアのベテランラリードライバー、パオロ・アンドレウッチが、プジョー208ラリー4で参戦したイタリアラリー選手権のトスカーナ・リワインドラリーで2WD部門優勝を果たした。アンドレウッチは今季これで4戦4勝となり、今季の2WD部門タイトルを決めた。新型コロナウイルスの感染流行により難しい状況となったシーズンに登場した新型モデルの208ラリー4は、厳しい1年の中で光を指す存在として実戦デビューからすぐに競技でも大活躍を見せたとプジョー・スポールはアピールしている。
イタリアのラリー界で常に全力投球で参戦に臨み、その歴史に新しいページを次々に綴ってきたアンドレウッチとF.P.F.スポーツは、イル・チョッコ、タルガフローリオ、2ヴァッリ、そして今回のトスカーナと、今季の4戦すべてで部門優勝。208ラリー4のセットアップも最初から完璧に整い、その力量を見せつける一年となった。
アンドレウッチは「何というシーズンだったのか。しかし、こんな時でも我々はやり遂げた」と語る。
「異例づくめの今年はシーズンも短く、波乱の選手権だった。しかし、自分たちは常に全力を尽くした。プジョー208ラリー4のデビューを最善の形で迎えたいと努力し、それをやり遂げた。若手のドライバーでもすぐに楽しさを感じることができ、優勝を目指すこともできる見事なマシンだ。このマシンととも、僕らは今季のラリーを勝ち続けた。これも、チームのテクニシャンやスタッフのおかげ。自分たちを信じて、ともに冒険を歩んでくれたすべてのパートナーたちに感謝したい」