クリス・ミークが、PHスポールからダカールラリーに参戦することになった。ミークのダカール参戦は、これが初めて。2021年のダカールラリーは1月3日にサウジアラビアで開幕する。
ミークは、2006年のジュニアWRCにPHスポールのシトロエンC2 S1600で参戦しており、2007年には同チームからERC参戦ドライバーの候補にも挙がっていたが、この時はスポンサー不足がしたことでシモン・ジャン・ジョセフがシートを獲得した。その後スバル、プジョーUK、MINIを経て、再びPHスポールからシトロエンのセミワークスドライバーとして復帰するなど、縁が深い。
現在41歳のミークがダカールで駆るのは、PHスポールが製作したバギー、ゼファー。FIAが2020年に新たに創設したSSV(side-by-side)規定に適合したマシンで、2020年のダカールではクラスポディウムを独占している。ダカールでミークのナビゲーターを務めるのは、オランダのウーター・ローズガール。
PHスポールは、2018年にプジョーが3008DKRでの参戦プログラムを終えた後、ダカールラリー参戦部門を受け継いでいる。
ミーク自身はここまで、コメントの依頼に応じてはいないが、自身のツイッターで「PHスポールからゼファーで初めてのダカールに参戦できることになってうれしい」と投稿している。
(Graham Lister)