FIAが12月16日に行ったワールドモータースポーツカウンシルでは、2021年のFIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)の開催カレンダーも発表となった。開幕戦は2月4〜7日に日本で開催されるラリーオブ嬬恋。ラリー北海道の日程は9月10〜12日となっている。2021年もファイナルでタイトルが決まる決戦方式となり、2020年に開催中止となったオーストラリアのコフスハーバーラリーが2021年のファイナルイベントにスライドされた。
APRCは長年、グラベル路面のみの選手権として開催されてきており、嬬恋はAPRC初のスノーラリーとなる。嬬恋は2020年もAPRCとしてのカレンダー申請を行っていたが、台風の影響により開催を断念していた。
2021年FIA APRC – アジアカップ開催カレンダー
2月4〜7日 ラリーオブ嬬恋(日本)
3月26〜28日 サウスインディアラリー(インド)
9月10〜12日 Rally Hokkaido(日本)
10月22〜24日 ラリー龍遊(中国)
2021年FIA APRC – パシフィックカップ開催カレンダー
4月16〜18日 ラリーオタゴ(ニュージーランド)
5月14〜16日 インターナショナル・ラリーオブファンガレイ(ニュージーランド)
10月15〜17日 アデレードヒルズラリー(オーストラリア)
11月20〜21日 コフスハーバーラリー(オーストラリア)
2021年APRC – ファイナル
11月20〜21日 コフスハーバーラリー(オーストラリア)
なお、今回のカウンシルでは、FIA地域ラリー選手権や各ラリーのフォーマットが更新され、現在の健康不安が続くなか、コスト削減のために距離を短く、よりコンパクトなラリーとする方向性となっている。