ヒュンダイ・モータースポーツは2021年のWRCに参戦するi20クーペWRCのカラーリングを発表した。外観上は2020年型よりもオレンジの面積が増えたほか、フロントグリル部分にはi20と大きくモデル名が入れられている。
エアロパーツについては、2020年のシーズン後半から投入されたフロントフェンダー上のウイングレットやリヤウイング、リヤバンパーおよびリヤフェンダーなどは引き続き2021年も使用。上側のカナードには3カ所にスリットが入り、下側のカナードには外端に衝立が設けられている。上下カナードの形状変更により効率的に気流を使おうという意図が見える。またフロントフェンダー上部後端にもガーニーフラップ状の処理が施されており、全体的にフロントエンドの空力処理に力が入っているようだ。一方、一時テストされていたセンター出しのマフラーは採用を見送られそうだ。