「神話への回帰」を前面に打ち出しているIRC第3戦のツール・ド・コルス。往年の全島を巡るルートの復活にユーロスポーツによるライブ放送が加わり、人気に拍車をかけそうだ。
“10000コーナーラリー”として知られるツール・ド・コルス。IRCとして開催される今年、コルシカ島は本来の姿に戻ろうとしている。
とは言え、先日パリで発表されたルートは、7つのステージを2回ずつ走行する現代的なもの。しかし総SS距離は320kmにもおよび、ドライバーはタフな戦いを強いられることが予想される。
ラリーは5月12日に北西部の街、カルビをスタート。翌13日は島のほぼ中央に位置するコルテ周辺でのルートをこなし、最終日の14日は南西部のアジャクシオ周辺で雌雄を決する戦いが繰り広げられる。
IRCではラリーモンテカルロの例に漏れず、サービスごと移動しながらラリーを戦うような、かつてのスタイルを復活させるイベントが見られるようになってきた。
“直線が100m続いたなら、そこはコルシカではない”と謳われた幾多の名勝負の舞台は今年、どんなドラマを見せてくれるだろうか。
■ツール・ド・コルス主催者公式ウェブサイト
http://www.asacc.fr/