2021年のWRC開幕戦ラリーモンテカルロを優勝で飾った2020年ドライバーズチャンピオンのセバスチャン・オジエ(トヨタ)が2月5日、第2戦アークティック・ラリーフィンランド(2月26〜28日、スノー&グラベル)に向けて、フィンランドのユバスキラ近郊サーリヤルビでスノー路面でのテストを行った。
テストの内容についてオジエは「十分な雪のあるコンディションでとてもよかったし、ロバニエミでのアークティック・ラリーフィンランドを本当に楽しみにしている。トヨタ勢は、ラリーの前にもテストを予定している」とコメント。
「巻き上がる雪が問題になる場所もあるかもしれないとも聞いている。特に夜間は厳しくなるかもしれないから、その場合は先にスタートできる方が有利になる。トヨタ・ヤリスWRCは、スノーコンディションでもあまり変更は行わないが、ピレリのスタッドタイヤは新しくなるのでマシンのセッティングを調整しなくてはならないだろう」
「ラリーモンテカルロで30ポイント獲得できたことはうれしいが、アークティックでは大変な仕事を背負うことになる。先頭スタートはハンデになるが、WRCポイントでリードしていれば、いつものことだ。アークティックでは、チームメイトのエルフィン(エバンス)やカッレ(ロバンペラ)が優勝候補の筆頭に挙げられるんじゃないかな」
ラリープラス契約カメラマンから本誌vol.27を手渡されたオジエは「家に帰りながら読ませていただくよ!」と大いに喜んでくれた。
(Jarno Saari)