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Mスポーツ・フォードのフルモーがレッドブルとの契約を更新、クロアチアでWRカーデビューも

©RED BULL

Mスポーツ・フォードは、WRCとWRC2をミックスしたプログラムで参戦中のアドリアン・フルモーがレッドブルとの契約を更新したことを発表。今週開催されるWRCアークティック・フィンランドにWRC2部門でエントリーする新しいフォード・フィエスタ・ラリー2 MkIIのカラーリングを公開した。さらに、4月22〜25日に開催されるWRC第3戦クロアチアラリー(ターマック)では、待望のWRカーデビューを果たすことも合わせて発表された。

現在25歳のフルモーは「自分の2021年シーズンは、ラリーモンテカルロではWRC2部門で2位に入り、2021年シーズンをいい形でスタートできた。これから自分が目指すのは、今週のWRCアークティックでも優勝争いに絡むこと。WRC2参戦では、レッドブルとMスポーツという強力なパートナーシップのサポートを受ける」と語る。
「クロアチアというWRCの新しいラリーでWRカーデビューを迎える準備についても、しっかり見据えている。この参戦は、世界ラリーのトップレベルで長くキャリアを続けるための第一歩と捉えている」

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Mスポーツのマシンがレッドブルのロゴで彩られるのは、2017〜2018年にセバスチャン・オジエがドライバーズ選手権を連覇して以来。
「今年、WRCでステップアップをしていくことに、とてもワクワクしているし、自分のラリーでのヒーローの後を追いかけていくのは本当にうれしい。今シーズンは自分にとって特に重要な年になる。自分を信頼し続けてくれているMスポーツだけでなく、レッドブルも自分の冒険をサポートしてくれることになり、モチベーションも高まっている」と語るフルモーは、2020年にMスポーツ・フォードのWRC2参戦ドライバーとして加入。この年は選手権3位に入る活躍を見せており、Mスポーツ・フォードのマルコム・ウィルソンは、WRCがハイブリッド時代に突入する2022年に向けてのプリペアにおいて、重要な役目を果たす存在だと考えているようだ。

「レッドブルも、アドリアンには我々と同じようなポテンシャルを感じており、再び、Mスポーツファミリーに迎えることができて本当にうれしい。レッドブルとはこれまでも、まさに信じられないようなパフォーマンスを残してきている。我々はポディウムの頂点に返り咲くことを目指しているので、そのパフォーマンスを再現できることを期待している」とウィルソン。
「我々の最初のステップは、新しいレギュレーションで戦っていくための取り組みの第一歩。我々の資材の多くは、2022年に必ず最善のパッケージができるように準備を進めている。今年、レッドブルと組むことができなのは、チームにとっても非常にポジティブなことだ」

チーム代表のリチャード・ミルナーも「アドリアンについては、レッドブルもオジエに相当するパフォーマンスを期待していることは明らか。彼はポテンシャルが高く非常に聡明なドライバー。彼の成長を見ながら、非常に重要な年に彼の成長を支えていくことを楽しみにしている」



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