ラトビア、サファリが中止ならWRCカレンダー入りの可能性は「現実的」か – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ラトビア、サファリが中止ならWRCカレンダー入りの可能性は「現実的」か

©ERC

WRCは昨年10月の2021年カレンダー発表時に、リザーブとして6つのイベントをリストアップしている。トルコ、ラトビア、ベルギー、ギリシャ、イタリア(モンツァ)、アルゼンチン(ヨーロッパ外イベントのリザーブ)の6つだが、ベルギーのイープルラリーはすでに英国の代替イベントとして、WRC開催日程に加えられている。次にWRCカレンダー入りを果たすイベントは、ラトビアのラリーリエパヤになるかもしれない。

同イベント主催者のライモンズ・ストロクスは、ラトビアのポッドキャストメディアの中で、ラトビアが2021年のWRCカレンダーに加わるチャンスが「これまでにないほど現実的」と語った。

ケニアのサファリラリー(6月24〜27日)が新型コロナウイルスの流行によって2021年に開催されなくなった場合、リエパヤがサファリのバックアップとして準備されていると、ラトビア側には示唆されているという。現在、ERC第3戦として予定されているラリーリエパヤの会期は7月1〜3日となっており、WRCサファリの代替となる場合も、会期を1週間前倒しすることはせず、ERCとの併催になるとみられている。

元ラリードライバーで、2013年に白紙の状態から新たなERCラウンドとしてラリーリエパヤを作り上げたストロクスは、WRCプロモーターと定期的に連絡を取り合っていると語り「ラトビアでのWRC開催の可能性はまだなくなってはいない。もっと言えば、これまで以上に現実的かもしれない」とも付け加えた。さらに昨年の8月、ERCと併催の形でWRCを開催するというプランは「本当に実現する目前だった」と語っていた。

「WRCプロモーターと我々は非常にいい関係を築いており、リザーブイベントのリストに入っているという事実はとてもいい兆候だ」とストロクス。
「現在はERC用の2デイラリーとして作っているから、もしWRCを開催するとなれば、新たに3日目の分を作らなくてはならない。昨年、我々がWRCを開催できるかもしれないという機会が持ち上がった時も、30日あれば新しいラリーを作ることができた。もし、いま同じチャンスを与えてもらえるなら、さらによい、充実した仕事をすることができる。2020年はERCを開催し、新型コロナ対策も行ったうえで運営を務め上げた。とてもいい勉強になったし、今ではこの状況に対応できるようになっている」と自信をみせる。

もし、ラリーリエパヤが7月上旬にWRCとして開催されることになれば、2週間後にはラリーエストニア、さらに2週間後にはラリーフィンランドが続く、夏の高速グラベル3連戦となる。

ERC / Thomas Fenetre / DPPI

一方で、2002年以来となるサファリラリーの開催準備も続いており、先週にはナイバシャのサービスパークのレイアウトが、FIAのスチュワードで元ラリーGBのクラーク・オブ・ザ・コース、イアン・キャンベルの査察を経て承認されている。
(Graham Lister)



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