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ラリーディレクターのイブ・マトン「今季WRC12戦を開催するため全力を尽くす」

©FIA / Gregory Lenormand / DPPI

FIAのラリーディレクター、イブ・マトンは、依然として新型コロナウイルス(COVID-19)の感染問題が続く状況の中、今季のWRCは計画どおり12戦を開催できるようにするために全力を尽くすと語った。

COVID-19の感染流行により開催中止や延期が相次いだ2020年は開催戦数が史上最小の7戦に終わったが、マトンは2021年は12戦開催を実現することに「自信がある」と語った。

「今年はWRCを12戦開催できることに自信を持っている。リザーブイベントを用意しており、予定戦数を開催できるようにするための手配も行っているからだ」とマトン。
「簡単なことではないが、徐々にワクチン接種も進んで、ファンも観戦ができるようになると思う。ワクチンはすでに、規定のS項にも加えてある。国によって規定は異なるが、FIAは、F1から世界レベルのイベントを再開させた先駆けであり、その後WRCと続き、各国の政府に、適切なプロセスを踏めば何かを行うことは可能であることを示した。ケースバイケース、あるいはそれぞれの国によって対応をしていかなくてはならないが、規定のS項を定義したことで、イベント開催を認めてもらうために政府や地元当局と連携できるいい地盤になった」

マトンが触れた「リザーブイベント」の方式はすでに効果を見せており、ラリー北アイルランドのキャンセルの代替としてイープルラリー(8月13〜15日)が入っている。アークティック・ラリーフィンランドは当初、リザーブイベントのリストには入っていなかったが、ラリースウェーデンの直前キャンセルによって、急遽開催が決まった。
(Graham Lister)



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