4月22〜25日に開催を予定しているWRC第3戦ラリークロアチア(ターマック)は、観客を観戦エリアに迎えることを認める運営に向けて計画を立てている。また、首都ザグレブにスーパーSSを設定している計画も発表している。さらに別途、ザグレブにある巨大な催事場を通過するルートの部分がある模様。このエリアは過去、ERCでも使用されている。
「観衆が密になることを避けるよう慎重にステージを選んだが、同時に観客が現地に行けて競技を楽しめることも考慮した」と元ドライバーでイベントの主催委員会の長を務めるダニエル・サスキンはコメント。
クロアチアのASN総裁、ダボリン・ステナーも「4月の終わりには(パンデミックの)状況が、観戦を認められるような状況になることを願っている」と付け加えた。
3デイが設定されるアイテナリーはザグレブの西部が拠点となり、4月23日金曜日はサモボル丘陵、24日土曜日はカルロバツ、最終日の25日日曜日はメドベドニツァとクムロベツにステージが設定される。全22SSの構成を予定しており、ステージの総走行距離は300.32kmを予定している。
東ヨーロッパから多数のエントリーが見込まれている。このイベントでは、アドリアン・フルモーがWRカーデビューを果たす予定となっているほか、クレイグ・ブリーンはヒュンダイからの今季2戦目に臨む。
(Graham Lister)