Mスポーツは、WRC2でフォード・フィエスタR5 MkIIを駆るドライバーにスウェーデンのトム・クリステンソンを加えた。
昨年のジュニアWRC選手権でタイトルを獲得したクリステンソンは、その賞典としてこのマシンを獲得。現在29歳のクリステンソンは、さらに今季Mスポーツ・フォードWRTから6戦に参戦するというビッグチャンスも手に入れた。
Mスポーツのディレクターを務めるマルコム・ウィルソンは「この2年間、彼はMスポーツ・ポーランドや、責任者のマチェク・ボダからの熱心な指導を見事に吸収した。そしていま、さらにスキルを積むために、Mスポーツ・フォードWRTのチーム代表であるリチャード・ミルナーや、テクニカルチームとともに、世界ラリーの最高峰レベルでの活動に加わる時期を迎えた」とコメント。
「こうした活動を通して、チームのメンバーとしてしっかり加わり、トップドライバーと同じ情報を共有し、経験豊富なエンジニアチームとともにデータ分析やスキルアップを学ぶことができる」
ERC3ジュニアにも参戦経験のあるクリステンソンは4月22〜25日に開催されるWRC第3戦クロアチアラリーでWRC2デビューを果たす。
「これまで4WDマシンで参戦したことがないので、まずははその感触をつかみ、どのセッティングが一番かを見つけることが優先。学ぶことはたくさんあるが、それを最高の形で行えるチャンスを得たと思う」とクリステンソンは意気込みを語っている。
(Graham Lister)