Mスポーツ・フォードは、2022年からWRCの最高峰カテゴリーとなるハイブリッド方式のラリー1マシンの開発に邁進する一方で、次戦のクロアチアラリー(ターマック、4月22〜25日)では、ガス・グリーンスミスが駆るフォード・フィエスタWRCにアップグレード版のエンジンを搭載する。
チーム代表のリチャード・ミルナーは独自の取材に対し、今回のエンジンへの変更は「いい形での前進で、燃料インジェクションシステムとシリンダーヘッドの作業に専念し、トップエンドでの出力がより高まる」と語った。
一方で「新マシンのエンジンを決定しなくてはならないホモロゲーション締め切りの7月までに、まだやることは残っている。しかし、ここまでの進捗には満足しており、我々のエンジニアは2022年のマシン用のベースエンジンをできる限りいい形にできるよう、開発を続けていく」とも付け加えている。
(Graham Lister)