WRCポルトガル:エントリーリストが発行、81台が出走 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
現地速報がすぐわかる! バックナンバーが読み放題。ラリプラLINE限定コンテンツ配信中

WRCポルトガル:エントリーリストが発行、81台が出走

©TOYOTA

WRC第4戦ラリーポルトガル(グラベル、5月20〜23日)の主催者がエントリーリストを公開した。ワールドラリーカー10台を含む計81台が名を連ねた。サポートカテゴリーも全体の台数を押し上げており、WRC2部門とWRC3部門を合わせると37台にのぼる。

今季最初のグラベルラリーとなるWRCポルトガルのエントリーリスト筆頭は、前戦クロアチアラリーを制してドライバーズ選手権首位に浮上したトヨタのセバスチャン・オジエ。チームメイトのエルフィン・エバンス、カッレ・ロバンペラ、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムでフル参戦中の勝田貴元とともにトヨタ・ヤリスWRCを駆る。

ヒュンダイ勢はティエリー・ヌービル、オィット・タナックに加え、ダニ・ソルドをヒュンダイi20クーペWRCのドライバーに起用。ソルドは開幕戦モンテカルロ以来のWRC参戦で、新コ・ドライバーとしてボルハ・ロザダを迎える。

Mスポーツ・フォードは引き続きアドリアン・フルモーを起用。フル参戦プログラムのガス・グリーンスミスとともに、フォード・フィエスタWRCを駆る。フルモーはクロアチアを総合5位でフィニッシュした大活躍を評価してのものだ。

ヒュンダイ2Cコンペティションは、ピエール・ルイ・ルーベがi20クーペWRCを駆る。ルーベは先日、コ・ドライバーのバンサン・ランデとのコンビ解消を発表しており、今戦で新コ・ドライバーとしてフローリアン・オー・ラブルデットを迎える。

WRC2には、ここ2年では最多の12台がエントリーした。クロアチアでは悔しい結果に終わったアンドレアス・ミケルセン(シュコダ・ファビア・ラリー2 Evo)だったが、選手権では首位を維持している。トク・スポーツのチームメイト、ボリビアのマルコ・ブラシアも今季初のグラベルとなるポルトガルに登場する。

テーム・スニネンは、クロアチアに引き続きフォード・フィエスタ・ラリー2 MkIIでWRC2部門への参戦。マッズ・オストベルグ(シトロエンC3ラリー2)、エサペッカ・ラッピ(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)、オリバー・ソルベルグ(ヒュンダイNG i20 R5)、ニコライ・グリアジン(ポロGTI R5)ら主要ドライバーたちの激戦に注目が集まる。

WRC3部門には25台がエントリー。選手権首位につけるヨアン・ロッセル、ニコラ・シャミンは、いずれもC3ラリー2を駆る。ポーランドの強豪カエタン・カエタノビッチ(ファビア・ラリー2 Evo)も部門優勝を狙う一角だ。

57台がエントリーした地元ポルトガルの注目は、WRC3部門にエントリーしている。アンドレ・ビラス・ボアス(C3ラリー2)。ポルト出身で、チェルシー、トットナム・ホットスパーなどのサッカーチームのマネージャーを務めてきたビラ‐ボアスは熱狂的なラリーファンで、これがWRCデビュー。スポーツ&ユーがプリペアしたC3ラリー2でWRC3部門を戦う

WRCポルトガル エントリーリスト
Potugal_EntryList-2021_1



RALLY CARS