3月のWRCポルトガルでWRCにデビューする新チーム「ブラジル・ワールドラリーチーム」が、来年からセカンドカーを走らせることができそうだ。
ドライバーはブラジル出身の25歳、ダニエル・オリベイラ。昨年はIRCをプジョー207S2000で戦い、クリティバで7位入賞、アルゼンチン選手権やラリーレイドなどの経験ももつ。今年はポルトガルとヨルダンでMINI S2000を走らせ、サルディニアからはまったく新しいMINI WRCに移行する。
「参戦の主な目的は、ダニエルが初年度にできる限り経験を積み、来年以降の3カ年計画で段階的に向上していくよう努めることだ」とブラジル・ワールドラリーチームのポール・ハンダル。
「もちろん資金次第だが、2012年か2013年には2台目のマシンを持つアイデアもある。私たちはブラジルのファンたちにWRCを見せ、このラリーというスポーツをブラジルの中でも育てたいんだ」
チームの運営はプロドライブに委ねられ、オリベイラのエンジニアをニック・ナバスが務め、元スバル・ワールドラリーチームのポール・ハワースがチームのオペレーションを担当する。