トヨタがWRCポルトガルでラリー1仕様のベースとなる新エンジンを投入 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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トヨタがWRCポルトガルでラリー1仕様のベースとなる新エンジンを投入

©Toyota Gazoo Racing WRT

トヨタは5月20〜23日に開催されるWRC第4戦ラリーポルトガルから、よりパワーを向上させた最新スペックのエンジンを投入する。

改修版の1600ccターボエンジンは、ドイツのケルンにあるTOYOTA GAZOO Racing Europe(TGR-E)が設計、製造、組み立てを行ったもので、ハイブリッド規定となる来季のラリー1マシンのベースエンジンとなるという。

チームは、このエンジンが前戦のクロアチアラリーの段階ですでに準備ができていたが、ポルトガルまで保留することを決めたことを明かした。

「ロジスティック面の問題でね」とトヨタのテクニカルディレクター、トム・ファウラーはコメント。
「エンジンにとっては、ポルトガルの方がクロアチアよりもデビューさせやすい。でも、作業はそれより前に終わっていた。新スペックのエンジンはパワーが向上している。これまではトルク面に重点を置いていたが、今回はパワー重視だ」、とファウラーは付け加えた。

実際のエンジン製造は、ファウラーによれば大きな前進だという。
「これは、通常のアップグレードや改良ととらえるような内容ではない」とファウラー。
「しかし、この完全なエンジンを製造するというトヨタの作業は、我々がずっと模索してきたもの。本当に興味深いし、自分たちの施設内のあらゆる面で大きな成長ができた」

トヨタは2019年に開催された前回のラリーポルトガルで、オィット・タナックが優勝をマークしている。



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